お好み焼き 吝嗇坊（しわんぼう）



お店は、お好み焼きが洋食焼とも言われていた時代に、旅館を改装して作られたそうです。
吝嗇坊（しわんぼう）とは、飛び切り上等なシブチン（大阪弁でケチンボの意味）の事。
隣にある串カツの串の坊の方が有名ですが、路上的旅人は若い頃、夜学に通う苦学生だった
ために、串カツ屋には滅多に行けず、安いお好み焼きにしか行きませんでした。もう３０年以上
前から通っているお店ですが、入口から左側が串の坊。右手の階段を登ると古いお風呂屋さんの
ような下駄箱があり、よく女の子を誘っては「ここで先にお風呂入ってからお好み焼き食べるんやで」
と嘘を付いて驚かせました。僕にとっては懐かしい思い出がいっぱい詰まったお気に入りのお店です。

　　

大阪市中央区難波1-5-6　（地下鉄御堂筋線なんば駅　15番出口　徒歩2分）
TEL 06-6211-1161 　営業時間　11:30〜21:30　(年末年始を除き無休)　
http://www.kushinobo.co.jp/shiwanbo/index.htm


焼肉 味楽

ここも学生時代から通っているお店です
おそらく大阪一安い焼き肉屋です。ということは日本一安い！？



魚沼産コシヒカリの白飯１７０円。ワカメ・卵・ホルモンが入ったスープは１種類だけで３００円。
この二品だけで僕はもう腹八分になる。ラーメン屋の定食よりも安くてボリュウムあるはず。



広い店内は順番待ちの人でいっぱいだが、少々待っても２０分くらいだ。
ただしモウモウと立ち込める煙で店内の視界は悪い。きれいな服装は避けた方がいい。



創業以来４３年変わらない店も珍しい
客席は建て増し分、少し広くなり駐車場もできたが、店内の改装はしたことが
ないように思います。壁も天井も昔から汚いままですが、ヘンにお洒落になって高くなるよりも
味やサービスが変わらず、ずっと安い店であり続けることが素晴らしいのです。



これも、最初から付いてくるサービスの大盛りキムチと山盛りキャベツ
生姜が効いた甘辛いタレがたっぷり出てくるのも気に入っています。



この日、隣のテーブルで食べていた親子連れ。もやしの山に注目！これも無料サービスなんです。
子どもの頭くらいありますね(*_*)　極論すれば、サービスのキムチ・キャベツ・モヤシ＋スープ＆ご飯だけで
４７０円（税別）　まさかこれだけで帰るひとはいないと思いますが、このセットにロース１人前４７０円を
注文すれば、合計９４０円でお腹一杯になり満足です。食べ放題のチェーン店よりも美味くて安い！
二人で行っても食べるだけなら２０００円くらい。４人家族でビールをほどほど呑んでも５〜６千円くらいです。
意外と小食な路上的旅人は、この店で２０００円以上払った記憶がありません。ぜひ一度行ってみて下さい。



お金を出せば、もっと上品で美味い肉を出してくれる店はあると思いますが、
気取らず飾らず、財布を気にせず思いっきり食べられる店はそう多くありません。
焼肉の本場・鶴橋でもこれだけ流行っていて庶民的で豪快な店はないでしょう。

広い店内に立ち込める煙。赤と黒のユニフォームを着た若い店員さん達も
テキパキと働いて、どんどん大皿が運ばれてきます。ネクタイをした真面目な
サラリーマンやブランドを身にまとったお洒落なOLもほとんど居ません。
トレーニングウェアや普段着にＧパン、靴は運動靴かサンダル履きというお客さんが
多いのも特徴です。家族や仕事仲間と訪れる労働者のお店と言った感じですね。
気取らずワイワイ呑みながら食べる焼き肉は最高のゼイタクですわ。

堺市八田北町３２９　　泉北高速鉄道「深井」駅下車、西へ５００ｍ、宮園団地の角に
ポリボックスがあり、ロイヤルホストがある交差点を左折。すぐの２又に別れた道が
あるので、そこを右に進めば左側にあります。駐車場は向かいのパチンコ屋の隣です。
TEL 072-279-4143 　ﾌﾘｰﾀﾞｲﾔﾙ　0120-79-4143
宅急便で配送サービスもあり、クール便利用・着払いも可
定休日は毎週火曜日と月一回・第３または第４月曜日臨時休業
祝日は営業のため、詳しくは電話で確認のこと　参考ＨＰ


中華広東料理 東亜食堂



O画伯に「ここは美味い」と教えられ神戸に行ったら、いっぺん食べに行こうと思っていた店にやっと
行けました。でも、手がかりは兵庫県庁の近くにあるはずという何とも頼りないヒントだけで、とにかく寒い中を
歩いて探しました。県庁街はどこもみな日曜日は休みのところが多いので、行っても無駄かもと思いながら行き、
やっぱり見つからず諦めて帰ろうとした時に、目の前に突然、現れました。三宮から北へ向かう坂道の途中、
何とも古びた、人に聞いてなければ、きっと入ることはないだろうという感じで、やっているのかどうか分からないような
寂れたお店です。（ネットで調べると戦前からあると分かり納得）　案の定、出てきたおばさんも、まったくやる気なしと
いった雰囲気で、勧められるまま２階へ上がると電気も点いておらず自分でスイッチを入れる始末。昼飯時だと言うのに、
暖房も客が来てから入るような、どお見ても流行っているとは思えない様子でした。で、味の方は・・・　蒸し豚の丼と
牛バラ肉の麺（ともに800円）を注文したんですが、これが素朴な味で、うまぁ〜いっ！　

　　

食通の人には納得の庶民料理です。今月のイシオシ！

住所　神戸市中央区下山手通り3丁目15-6　　TEL 078-331-0488
道順　JR元町駅東口から鯉川筋を北へ、生田新道を越えて東側。徒歩5分
営業時間　10:30〜21:00 　定休日なし


料金が書かれていないお店でも安心です。
なぜなら、路上的旅人は絶対に高くて高級な気取ったお店には行かないからです。
万一、料理が不味くて高かった場合には、路上的旅人が心を込めて謝ります　m(_ _)m
（それだけかい！？　す・すいません、その時は別のお店を紹介します…）