２００５年９月１日 更新
母が亡くなってから何もする気が起こらなくなり、エッセイも途絶えています。 しばらくこのコーナーはお休みさせて下さい。その代わり、ＢＢＳをできるだけ 更新し日々感じたことを書き留めておこうと思っています。いつか“物書き路人” 復活しますから、その日まで長い目でお許し下さい。 ２００５年１２月吉日 |
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| コンサートが終わった翌日、、川村さんからメールが来ました。 送信の日付は夜中でした。 もらったメールを本人の了解を得ながら一部紹介させて頂きます。 以下は僕からのお返事です。 メールありがとうございました。 昨日は素敵な時間をありがとうございました。 僕のために歌ってくださった「眠れない夜のために」を思い出しながら眠りにつきました。 頭が少し痛かったので早めに布団に入りましたが、お陰でぐっすり・ゆっくり眠れました。 朝起きて、メールチェックし、川村さんのメールをうれしく読みました。 お礼を言わなければいけないのは僕の方です。 あんな夜中まで起きているんですね。 「眠れない夜のために」を僕が歌ってあげたいくらいです（笑） 前日にメールの一つも入れられず、大変失礼しました。 ずっと超過酷スケジュールがつまっていました。 忙しさにのまれていますね。 忙しい時・・・人は、心を失う。。。と 川谷さんから教わっていたのに。。。ね。。(笑) どうかご無礼、お許し下さい。 僕の方こそ、毎日ＨＰの日記は読んでいたのですが、選曲のことなど大変だなぁって思いながらも、掲示板に書き込む勇気がなくて、当日のライブを迎えました。一曲の曲創りにも、一回のライブにも全力で取り組まれるプロのアーティストの真摯な姿勢に、声をかけるのも躊躇われて、書き込めませんでした。 篠笛とギターの共演、川村さんはまだまだだと謙遜していましたが、突き抜けるような高音というのでしょうか、音楽のことが判らず当を得た表現ではないと思いますが、しっかりと演奏に溶け込み、存在感を表現していたと思います。ボーカルが他のミュージシャンに遜色あるとは思いませんでした。 確かに二人は素晴らしい奏者だと思いますが、ライブはやはりボーカルがいてひとつのステージが完成だと思います。僕にとって演奏会は退屈です。そこに歌詞があるからこそ、好きなんです。これはほとんど自分だけのライブ感ですが。 昨日も（ここだけの話ですが）川村さんの歌以外はほとんどウトウトしていました。。。 まだ。お元気回復なされていないように、伺えました。 当然のことです。 やっぱり見抜かれていましたか・・・ 確かに最近、疲れています。 仕事が超過密で忙しいのもありますが、やはり母を亡くしたさみしさは日毎に辛く、普段は生活や仕事の多忙さに紛れていても、何かの瞬間にどーんとやってきますね。 昨日のライブも、桑田さんには悪いなと思いつつ、睡魔には勝てずチャージの半分は勿体ないことをしました（笑） しかしどうか、乗り越えてくださいね。 いつもいつも、応援しています。 川谷さんの心からの笑顔が飛び出す日を待っています。 心配かけてすいません。うれしい言葉が胸に染みます。 言葉だけではありませんね。昨日の歌詞と川村さんの笑顔からも元気をもらいました。 「シャツの上から温もりがわかるほどそばにいて、ここにおいで・・・」 ちょっぴり照れましたがうれしかったです。 この広い世の中に、母以外にも僕のことを真剣に心配してくれているひとがいる・・・ これはほんとうにうれしいことです。 いつも写真でしかお礼ができませんが、見て下さい。 毎月１日のＨＰ更新を目指して怒濤の日々ですが、踏ん張ります。 更新に先がけ、一日早くお見せしますね。気に入ってもらえるのがあればうれしいのですが。 写真掲載承諾の件も宜しくお願いします。 急ぎメール拝読お礼まで。 川谷清一拝  手話付きで『どうもありがとう』を歌う川村さん「眠れない夜のために」を僕のために歌ってくれた川村さんから、またメールが来ました。 いつもバックでベースを弾いてくれている男性の彼女が亡くなり、ものすごく落ち込んでいる。 だから彼を励まそうと思い曲を作ったから聴いてほしいと。 曲の題名は『僕にできること』 僕と川村さんのメールのやり取りからひとつの曲が生まれました。彼女の発した言葉に 僕が反応して、この曲の完成に一役買ったのなら幸せなことです。 ほんとに。。。 エッセイで川谷さんが、書いてくださらなければ、『たたひとつ』『ひとつのこと』 というこの言葉に反応したり、キーワードにすることは無かったかと思います。 私から、川谷さんへ、思いが、唄や、文字という形になって今回曲という形になって。。。 嬉しいです。 『僕にできること』 詞・曲 川村妙子 たったひとり たったひとりだけ 会いたい人がいる たったひとり たったひとり 君に会いたい 車の中 部屋の中 この町 あの場所 君があふれていて 目を塞ぎたくなる 少しの間だけ このままいさせて 君がいなくなって ぬけがらのよう だけど・・・大丈夫 心配しないで 君と生きてゆく もう会えなくても 君を感じてく ずっとこれからも 今の僕にできる たったひとつのこと やがて時が流れ 薄れていく記憶 でも君に出会えた そのことだけは いつまでも忘れないから 見守っていて 君と生きてゆく もう会えなくても 君を感じてく ずっとこれからも 今の僕にできる たったひとつのこと 君と生きてゆく もう会えなくても 君を感じてく ずっとこれからも 今の僕にできる たったひとつのこと たったひとり たったひとりだけ 会いたい人がいる たったひとり たったひとり 君に会いたい 夢でも。。。いいから・・・・・ 聴き終わったあと、何かが僕の胸の奥で音を立てたような気がしました。 母が亡くなって以来、感情や涙が僕の心から消えたようでしたが、川村さんの声と歌から僕は一歩前へ進む元気がもらえました。 無茶をせず親からもらった身体を大事にしなきゃ。 野菜を摂りや、牛乳を飲みや、早く家に帰りや、家族仲良ぅしいや･･･といつも言ってくれていた母はもういません。誰も５０近い男を叱ってくれません。 自分の身体がもうどうなってもいいやと思い始めていましたが、やっぱり親からもらったこの身体を、自分というひとりの人間を大切にしなければと思います。世界一好きだったお袋が産んでくれたこの身体を、自分を･･･ これからも愛し続けます。 恋人を亡くした男性に贈った曲ですが、作っていて僕の事も頭に浮かんだそうです。 「君」を「あなた」や「母」に置き換えて聴くと亡くなったお袋を思い出して涙が出そうになります。 もう会えない母を思い、感じて、これからも生きていく。 それが僕にできる「たったひとつのこと」だから･･･ 路上的旅人イチオシ、注目のシンガー・川村妙子さんのＨＰは Click！ |
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