VOL.8
2003年10月8日に初めてアップ

癌と闘いながら自転車で世界一周の旅の再開を目指しているエミコ・シールさんを応援しています
注意 2006年5月で癌発病後5年が経過し、完治との宣言をされたので、
闘病資金としては受付終了しました。これまでのご協力ありがとうございました。


2005年3月1日更新
最新の「旅の空から」通信は一番下に掲載しています



夢の途中 路上的旅人書く
路上的旅人掲示板から

1505. エミ&スティーブ再出発  穴虫タンデム隊 [URL]  2005/01/04 (火) 21:39
アケマシテオメデトウゴザイマス。
帰国してあっという間の1年
昨年は冬眠状態でしたが、今年はボチボチとペダルをこいで行こうかな・・・。昨年は災害も含め世界中でいろんなことがおこってしまいましたが、今年は世界中が平和で、また旅先で出会った人たちすべてが幸せな年になることを願っております。

さて友達でもあり旅の大先輩のエミちゃん&スティーブが世界一周再出発を果たしました。一緒にパキスタンに行っておられた毎日放送の方から連絡があり、「二人とも元気です」と連絡もありました。

エミちゃん&スティーブのテレビ出演の予定は以下の通りです。
興味のある方は是非ご覧下さい。

●2005年1月6日、18:19〜(約10分)
「VOICE」(毎日放送=関西のみ)※ほぼ放送確実

●2005年1月10〜16日の間のいずれかの日
今のところ1月12日か13日の予定 22:55〜 
「筑紫哲也News23」(毎日放送(TBS系列)=全国版)

※突然の事件やニュースで放送日が変わる場合があります。
番組表等にてご確認の上ご覧ください。
 パキスタンの二人から近況メールが届きました

エミコ&STEVEです。
ただいま、パキスタンのイスラマバード。
4年ぶりに、旅を再開しました!
思ったより治安も良く、昔と変わらず人も親切。
イスラム社会は、知らないと一歩引いてしまいがちですが、世界78カ国まわった中で
パキスタンは大好きな国の一つです。
特に、北部フンザ地方の大自然、壮大な山々は言葉にあらわせられないほどの美しさ。
まさに地球の桃源郷!です。
生きて、ここに戻れたことに深く感激しています。

これから南下し、1週間後にはインドに入ります。

また、旅の空からお便りします。

追伸、昨日、毎日放送「VOICE」で旅の再開が特集で放送されたそうです。
    1月15日前後に、筑紫哲也さんの「NEWS23」でも放送される予定です。
    フンザの景色をぜひ、ご覧下さいませ!!

    エミコ&STEVE SEAL
 路上的旅人からの返信です

エミコ&STEVEさま
 
メールありがとうございました。
ちょうど、毎日放送「VOICE」のビデオを、友人から借りて見たところでした。
旅の再開おめでとうございます。パキスタンのお世話になったご家族との再会のシーンには感動しました。
「まだ生きてるよ」の言葉には思わず涙・・・ 元気に走っている姿にまた感激!
一日目からもう80キロも走ったんですか!
ちょっと無茶ですよと思いましたが、今回の旅は過酷な気象条件を覚悟で出発したのですから、
当然ですよね。
後悔しないように精一杯チャレンジしてきて下さい。応援しています。
 
インドからの「旅の空から」通信楽しみにしています。
スマトラ沖の地震のこともありますから、くれぐれも海岸線を走るときは注意して下さい。
伝染病や感染症には特に要注意ですよ。
体調が悪くなったらいつでも引き返す勇気を! 
これはスティーブがついているから大丈夫ですね。
急ぎメール拝読お返事まで。
 
「NEWS23」も楽しみにしています。
ではでは! 路上的旅人でした。
路上的旅人掲示板から 

1519. 旅の空から(笑みこさん通信)  路上的旅人   2005/01/24 (月) 00:15
いま、インドのアムリトサル。
シィク教の聖地、黄金寺院で巡礼者と共に祈りをささげ、
共に寝、食し4日間を過ごしています。
穏やかで平和で美しく、いるだけで心が清まる、まるで天にでも来たような場所です。
ターバンやサリー姿の人に埋もれエキゾチックです。

先週は、パキスタンで旅の洗礼を受け?細菌性下痢で5日間ダウンしてしました。
下痢+下痢+吐く、、、もー大変でしたが、これも生きてる証拠かな?なんて。。。

明日からタール砂漠に向かってペダルを踏み出します。

マイペースで、かつ、楽しみながらレッツゴー、ゴー、ゴー!!
ではまた、旅の空の下よりお便りいたします。

皆さんによろしく!
ナマステー!

愛と感謝を込めて。
エミ&スティーブ


元気そうでよかった・・・ 路上的旅人
路上的旅人掲示板から 

1555. インドの「旅の空から」届きました  路上的旅人  2005/02/23 (水) 00:50
インド自転車旅便り2

ラクダの貨車を追い越しながら、タール砂漠の真ん中、ジョードプール
jodhpul という町に到着しました。
気温は日中20度前後、夜は10度以下になりますが過ごしやすいです。
途中、2回目の下痢でまたもや寝込んでしまいましたが、今回は3日間
で復活。洗礼ですかね〜?

町には、130mの丘に36m高さの壁がさえぎるマハラジャのフォートが
聳え立ってます。
その下に青い壁の家々が並び、ここ、haveli guest house の屋上から
見上げる景色は言葉にならないほどの絶景(どひゃ〜)!!
今までで一番深く心に焼きつく「町」となりました。

生きてここに来れてよかったです。
4年前の今日を思うとつくづくそう思いました。
もしチャンスがあれば、というか、つくってでも来てみてください!!
500年の歴史が太陽と空気と風に漂ってる町です。

次は、ジャイプーに向かいます。
今回のゴール、タージマハルは3月の10日到着の予定で、少しづつですが
確実に前進しています。

毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日、、、マサラとチャパティのインドより
「旅は人生、人生は旅」のエミコ&STEVEでした。


笑みこさん旅を楽しんでいるようですね。
本当に生きてるだけで“まるもうけ”
地球のどこにいても生きてりゃいつか巡り逢う。
人間っていいなぁ・・・

2004年12月22日更新 



2004年12月19日 関西国際空港4階出国ロビーにて

路上的旅人掲示板から

笑みこさん無事日本脱出  
路上的旅人  2004/12/20 (月) 01:06
今夜、am1:25発の台湾航空・TG673便で、出発する予定です。
関空4階の国際線出国ロビーに集まったサイクリスト仲間、お母さん、お姉さんほか友人、支援者約40名が見守る中、スティーブとふたりで挨拶されました。
明日(もう今日ですが、月曜日)の毎日新聞夕刊に記事が出ます。
テレビ局も来ていましたね。盛大なお見送りでした。

6月頃に、かなり調子が悪くなり心配しましたが、奈良の山奥での人里離れた田舎暮らしが合ったのか、抗癌剤治療や西洋医学に頼らなくても、食餌療法とヨガなどを組み合わせた自然治癒力を高める方法で、なんとか元気を取り戻し、今日という日を迎えることができました。
地球一周のやり残した距離は約1万キロメートル。今回は3ヶ月掛けて1800キロを走破する予定です。最低気温がマイナス10度、最高気温との温度差20度という厳しい状況下の冒険ですが、無理せずやり遂げてほしいです。仲間が「もう頑張らなくてもいいよ」と声を掛けましたが「今度の旅は過酷な条件のもと、頑張らないと駄目なのよ」と笑みこさん。確かにそうですが、どうしても駄目な場合は途中で諦め引き返す勇気も大切です。スティーブがついているので大丈夫だと思いますが、無事元気で帰って来るのを祈るだけです。

がんばれ!夢の途中の笑みこ・シール!
あと20分で離陸のはずです・・・



         
見送りに来てくれた仲間に囲まれて記念撮影


パキスタンへ向け笑顔で旅立つ笑みこさんとスティーブさん

地球一周の旅を再開!!

  

    取材を受ける笑みこさん             毎日新聞 2004年12月20日 大阪版夕刊記事

記事の全文は毎日新聞の過去ログから読むことができます。 Click!

絶望からの再挑戦 
自転車世界一周中の女性冒険家 パキスタンで子宮がんに倒れ…

◇旅先で出会い結婚、夫とともに


「がんは悲劇ではなく、素晴らしい輝きを与えてくれた」。日本人女性として初めて自転車で世界一周に挑戦中、子宮がんを発病して療養生活を送っていた冒険家のシール・エミコ(恵美子)さん(39)=旧姓・阪口=が20日未明、関西国際空港から再挑戦の旅に飛び立った。4年前、がんの診断を受けたパキスタンからインドへ向かう。3カ月間の期限付きだが、絶望のふちからの復活に、「今日は奇跡の日です」と笑顔で飛行機に乗り込んだ。

エミコさんは東京生まれで、小学生の途中から大阪府堺市で育った。冒険好きで、旅先で知り合ったオーストラリア人のスティーブ・シールさん(45)と89年12月、自転車での世界一周を目指しオーストラリアを出発。東南アジアから北南米、アフリカ、欧州を走破し、訪れた国は77カ国に及んだ。しかし01年1月、パキスタンで子宮がんを患っていることが判明し帰国。大阪府寝屋川市内の病院で手術を受けた。5年生存率が40%以下という厳しい状況の中で、闘病生活が始まった。
そばで支え続けてくれたスティーブさんと01年2月に結婚。病室で、2人でメロンを食べて祝った。この4年間、歩行障害などで体が思うように動かず、つらい日々が続いた。
しかし、退院後は奈良市の自宅から1時間半かけて自転車で病院に通い、畑仕事をして積極的に体を動かし、講演会などで人との出会いも広げてきた。「病気に勝とうと力んでいたときは検査結果も悪かった。がんも私の細胞だ。共存しよう、すべてを受け入れようと思ってから、気持ちが軽くなりました」とエミコさんは語る。
再出発の日。関西空港には30人を超える支援者たちが集まった。家族や友人の励ましにエミコさんは「生まれただけでありがとうという気持ちが出て、最後まで輝きたいと思うようになった。体と相談しながら無理をせず、楽しんできます」と話し、スティーブさんと一緒に元気に出発した。

最新の写真から順にアップしています
2004年12月23日 

  

AROUND THE WORLD と書かれたフラッグを手に笑みこさんを見つめるスティーブ
右は「JACC 日本アドベンチャー・サイクリスト・クラブ」の旗を手にして友人の赤ちゃんと記念撮影



見送りに来てくれた女性と抱き合う笑みこさん

  

お見送り第2陣と2度目の記念撮影 関空 pm9:45

2005年1月15日 大阪市立弁天町生涯学習ルーム主催の人権講座で講演しました
路上的旅人が、笑みこさんのことも熱く語ります!!
<詳細は 
Click >

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路上的旅人詩と書を書く
エミコさんにプレゼントした書をアップしています

【注】 エミコさんは2003年から名前の表記を「シール笑みこ」と変えています
姓名判断で観てもらったそうですが、カタカナ・漢字・平仮名すべてが入った良い名前だそうです


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