VOL．８１　京都　彌光庵＆宵々山コンサート

　２００７．８．１　更新

路上的旅人　趙博さんを撮る　VOL．８１
＜不定期と言いながらずっと更新し続けて、気がつけばついに８１回！！＞

今月は京都であった２つのステージを大特集でお送りします！

■■■　趙　博　　彌光庵（みこうあん）　２００７．７．８　■■■

京都らしい町並みの中、細い小路があり、その奥にひっそりと普通の家が建っています。
そこが今回の会場、彌光庵です。猫が窓ガラス越にこちらを見ています。一階はカウンターだけの
和風居酒屋で、階段を登ると２階は板の間のフリースペース。学生運動華やかかりし頃の京都を
彷彿させるちょっと過激なフレーズが書かれたポスターや垂れ幕が掛かっていました。

この日のゲストは笑福亭伯鶴さん
ブルース兄弟の漫才を聴くのは久しぶりです

浴衣に草履姿で歩いても落語家に見えず、病院を抜け出していた患者みたい
というトークに会場は爆笑。出場したＮＨＫの素人名人会で桂米朝師匠に「かわいそうやと
思って鐘を鳴らしたんやない。ほんまに上手かった」と評された中学生時代のエピソードが
披露されました。趙さんは、その番組をテレビで見ていて覚えていたそうです。

買ったばかりのギターで演奏、嬉しそうな趙さん

　　　

新曲、『そして神戸』の替え歌『そして安倍』はこの日も快調
麻生太郎と小沢一郎の顔真似も飛び出しました

１５㌔ダイエットしてアゴの線が出た分、迫力と凄みが出ましたね

そして、この日のメイン『ブルース兄弟』の漫才が始まりました

　　　

それにしても怪しい・・・
笑ウせぇるすまんかモノマネのコージー富田か？

５０歳の笑福亭伯鶴師匠と５１歳の趙博さんのコンビはむっちゃパワフル
ネットでは書けない過激な差別語風刺のニホンゴが飛び交いました。

趙さんの後ろで韓国舞踊（？）を踊る伯鶴さん
その後ろには「真宗大谷派　非武装平和を願う会」の垂れ幕が

たっぷり３０分近く舞台狭しと暴れまくった過激な漫才でした
テレビや公共の電波、会場では絶対にできないネタでしたね
ナマで聴く機会があれば是非ともお勧めです

■■■　趙　博　　宵々山コンサート　２００７．７．１５　■■■

今年で２７回目という伝統あるコンサートに、ついに浪速の唄う巨人・パギやんが登場
アコーディオンのHALMAGENさんとトップバッターでその存在感を示してくれました

　　　

司会の永六輔さんが少し老け込んだ感じがしてさみしかったけど
その話術はさすがで、フランスのジョークなど噺家・話し三昧のキャッチコピーに
恥じない絶妙のトーク炸裂でした

そしてここでも『そして安倍』が爆発
　　　↑
クリックするとmp3音源で視聴できます
転載・転送大歓迎（趙さん曰く）ただし自己責任でm(_ _)m

客席で大喜びの笑福亭伯鶴師匠

髪を切って爽やかな表情の趙博さん
でも、風刺を利かせたキッつーいジョークに、この日一番の大きな拍手が

　　

急遽、出場が決まったHALMAGENさんもアコーディオンで趙さんをサポート
笑顔が絵になるミュージシャンですね

プロの落語家をこんだけ笑わせるんですから、趙さんの話術もたいしたもの
最初の宵々山コンサートからずっと客として通い続けている伯鶴さんは、
この日も朝早くから電車で駆け付け“イイ席”を確保してご満悦でした。

たっぷり笑わせた後は、永さん曰く“歌っている本人（美輪明宏）よりもイイ”
という『ヨイトマケの唄』で会場を黙らせた。

これには伯鶴さんも神妙な泣き出しそうな表情で聴き入っていたのが印象的でした。

■ 路上庵掲示板書き込みより転載

１４　台風も逃げる晴れ男　　　路上的旅人 2007/ 7/16(月) 12:29

大型台風と警戒された台風４号も関西をかすめただけで西へ去り、楽しみにしていた京都・宵々山コンサートは無事に
開催されました。コンチキチンと鐘が鳴り大勢の人が集まる河原町通りを抜けて八坂神社の奥にある円山公園野外音楽堂に。
会場を埋め尽くしたステージでトップバッターは趙博さん。アコーディオンのHALMAGENさんと一緒に初登場とは思えぬ
堂々とした歌いっぷり。この日一番会場を沸かしましたね。

『そして安倍』はこのURLで視聴できます　http://www.fanto.org/music/abe.mp3

永六輔さん絶賛、本人よりもイイとお勧めの『ヨイトマケの唄』では、朝６時から家を出て並びイイ席を確保したという
笑福亭伯鶴さんも神妙な顔つきで聴いておられたのが印象的でした。

会場をこの日一番の大爆笑で包んだ『そして神戸』の替え歌『そして安倍』
宵々山コンサートでこの歌を歌うか！？
迫力のワンショットを最後にお届けします。

この続きはブログでも紹介しています。
（こんなことしてるから、ＨＰ更新する必要なくなるんやんか･･･）

いよっ！晴れ男！！　夢ーみんママ 2007/ 7/18(水) 23:00

路上さん！
ありがとう～～！

ブログの方も見せて貰いました！
さすが！いい写真ばっかり！
どうしてそんなに、ピンボケしないで撮れるの？
全部ナイスショット！

行けなくって残念でしたが、おかげさまで、とっても楽しめました。
丸山野音、沢山入って一杯の人！
宵宵山コンサートは京都じゃ有名で、
前売りも手に入りにくいって話もあるんですよ。

ぱぎさん、「そして安倍」も歌ったんですね！
一気にメジャーデビューですわ～～～＾＾
路上さん、今までのぱぎさんのサイン、高値がつくかもね。私も持ってる分を大事に保管しなくっちゃ！（笑）

いつかそうなればいいけど、今のままで小さな箱で聴けたらいいなとも本音です。
ブログの方も見てくれたようでありがとうございます。次回更新のパギさんＨＰトップページでも使ってもらえるようです。
http://fanto.org/diary/diaryboard.cgi　　永六輔さん本当にいい顔してますものね。

そして、宵々山コンサートの“顔”高石友也さん登場で盛り上がる会場

永六輔さんの笑顔は最高ですね

一転、神妙な顔になった永さん
ステージではこどもたちの歌う『上を向いて歩こう』がコーラスで流れました

亡くなった坂本九さんや中村八大さんを思い出し思わず涙を拭いた永さんです

■ 路上的旅人ブログより転載

晴れ男伝説新たな始まり　　　2007年7月16日 (Mon)

と思っているのは僕だけかも知れませんが、あれだけ大きかった台風４号の影響もなく、京都・宵々山コンサートが始まりました。
ファインダー越に見た永六輔さんが、少し老いられたなと感じてさみしかったですが、ステージと満席の会場は熱い思いに包まれ盛り上がり、あっという間の４時間でした。
心地よい風が吹き抜ける中、夕暮れの丸山公園野外音楽堂で高石友也さん、趙博さんの唄も聴けて楽しかったです。帰りは、河原町にある隠れアジトのようなフードバー「しっとげっとさん」で美味い料理を食べ大満足。久しぶりにいい一日を過ごしました。

写真はこどもたちのコーラスで「上を向いて歩こう」を聴き、今は亡き坂本九さん、中村八大さんを思い出し泣いてしまった永さんです。

この日は“喋る”用の入れ歯を忘れてきて“食べる”用の入れ歯だと
言っていた永六輔さんですが・・・

　　

脳にできた腫瘍を１７時間かけて手術で取り除き元気になった道上洋三アナウンサー
この日は歌で参加し、最後は『六甲おろし』も披露

道上さんの快復と亡くなった灰谷健次郎さんへの思いを歌に託した高石友也さん

笠木透さんの書いた歌詞に思うところあり、作詞家を止めた永六輔さんのエピソードが
語られましたが、改めて永さんが作った歌を聴くと、いかに永さんがヒットメーカーだったかが
分かります。第１回レコード大賞曲、水原弘の『黒いはなびら』も永さんの作詞だったんですね。

コンサートの盛り上がりが最高潮に達したロウソクの灯りが揺れる

次々と灯りがリレーされ会場全体の温度が２度上がったところです

フィナーレでは出演者が全員ステージに立ち、高石さんの『街』を大合唱