ラブ・イズ・オーヴァー 欧陽菲菲 歌詞情報 - goo 音楽

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欧陽菲菲といえばデビュー曲の『雨の御堂筋』が有名だけど、この歌は最初Ｂ面でリリースされ、まったく売れなかったが、地道に歌い続けていくうちに、内藤やすこややしきたかじんらとの競作で火がつきヒットしたそうだ。僕には似合わないポップなメロディーで難しかったが、歌詞が好きだったので、何度も練習して歌えるようになった。 　わたしはあんたを忘れはしない 　誰に抱かれても忘れはしない 　きっと最後の恋だと思うから 男はいつも、一番の男に憧れ、女はいつも最後の女になろうとすると聞く。 付き合っている時は、この恋が一番で、もうあとはないと思いこむものだ。何年経っても忘れることはないとみな思っているはずだが、新しい恋が始まるとみな夢中になってしまい、失敗を忘れて同じ過ちを繰り返す。だから男と女は困ったものだし、だからこそ、人生はスリリングで楽しいのだろう。 　若い過ちと笑って言える時が来るから この歌詞に無理矢理納得し、年を重ねたけど、やっぱり思い出すと辛いことばかりが蘇ってくる。それは、笑えないような過ちを繰り返したからだろう。傷つくのが自分だけだったら許せるが、傷つけた相手のことは、いつまで経っても心に刺さった棘のままだ。終わったものは仕方がない。時効ということもあるだろう。でも、生きてる限り、忘れてはいけないことや忘れられない人がいる。忙しさにかまけて思い出すことが少なくなっていても、カラオケでマイクを持つたびに歌いたくなり、思い出してしまう歌がある。僕にとって「ラヴ・イズ・オーヴァー」はそんな歌である。 　最後にひとつ　自分をだましちゃいけないよ ここの歌詞にグッとくる自分がいる。「本当の自分をじっと見つめて」あの頃、そう言ってくれなかったから、今になって自分で自分にそう言い聞かせているのである。